乳がん検診の目的は乳がんで亡くなる人を減らすことで、特にかかる人の多い40代以降の女性に対して2年に1度のマンモグラフィ検診が推奨されています。
検診で乳癌を早期に発見できれば、高い確率で治癒が見込まれるため、「あなた」と「あなたの大切な人」のため、定期的に検診を受けてください。
また、「1年ごとに受診したい」「40歳未満でも検診を受けたい」といった場合でも、受診が可能です。
初めての方でもご安心いただけるよう、女医と女性スタッフが丁寧に対応致します。
乳がんは40代から増え始め、30代でも発症することがあります。マンモグラフィは、手には触れないような非常に早期の乳がんのサインである石灰化をピックアップできるため、全く症状のない方たちを対象とする検診の方法として大変優れています。
しかし、若年の方、授乳中の方、手術後の方、非常に乳腺の濃度が濃く不均一である方などの場合は、マンモグラフィだけでは、異常を写し出すことが難しい場合があります。質の良い撮影で診断が行なわれても、約10~15%の乳がんがマンモグラフィのみでは見落としとされる恐れがあります。若年の方など乳腺組織が多いケースでは超音波検査をお勧めいたします。
※しこりなどの症状がある方は、必ずお知らせください。
自分で触れて気になるしこりがある場合、あるいは気になる症状がある場合は、検診を待たずに診療を受けて下さい。
また、検診で異常なしの結果が出ても、気になる症状などがある場合は必ず受診してください。一般的に乳がんの進行はそれほど早くはありませんが、中にはとても早く進行する種類のものもあります。2-3ヶ月でしこりのサイズが倍増していくものもあります。このような種類の乳がんは転移もしやすい傾向にあります。
おかしいなと思ったら、直ちに受診して下さい。
症状のない方の乳がん検診は全額自費となります。
※当院では善通寺市と多度津町の乳がん検診も受診可能です。詳細はお電話にてご連絡ください。
皮膚のくぼみや引きつれ、しこりの有無、色調の変化、乳頭分泌の有無などを調べます。視触診だけで診断がつくわけではありませんが、病変の状態を把握するために重要な検査になります。分泌物を採取し細胞診検査へ提出することもございます。
乳房を上下・左右方向に挟んで撮影するレントゲン検査です。乳房腫瘍(しこり)を見つけるだけでなく、超音波検査では見えづらい微細な石灰化病変を見つけるのにも有用です。ただし、乳腺が発達している若い人やとても痩せていて乳房のボリュームの小さい方などでは、腫瘍を見つけにくいことがあります。検査時には圧迫による痛みがある程度は伴います。しかし、より乳房を薄くすることで乳房の様子が見やすくなったり、被曝をする量も少なく済むという大きなメリットがありますので、ご協力をお願いいたします。
超音波検査(エコー)はゼリーを塗ったプローブと呼ばれる機械を乳房に接触させ、モニターに乳房内の様子を詳細に映し出す検査です。痛みや被ばくの心配がなく、妊娠中の方や授乳中の方でも安心して受けられる検査です。マンモグラフィ検査で見えなかったような小さな病変や乳腺内の変化が見られることもあります。しこりの形や境目部分の性状などで,多くの場合,良性なのか悪性なのかを推測します。
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